2010/08/09(月)午後のカフェテラス 街角レポート (レポーター:中條絢巳)
- 2010.08.09
●写真:平和の礎展ポスター
狩野光男作「言問橋炎上」(株式会社きかんし提供)
今日は曇り空で真夏日はお休み^^
週に何回かは今日のような日が必要ですね~
さて今日8月9日は65回目になる長崎での原爆の日。
午前中には式典が行われていました。
8月はお祭りや海・プールなどで楽しいイベントが満載な時期ですが、
日本にとっては戦争に対する想いを改めて再確認する月でもあります。
現在調布市文化会館たづくり2F南ギャラリーでは戦争体験を伝える『平和の礎展2010 描いて書いて伝える戦争の記憶』が行われています。
平成14年から毎年8月に行われてるこの平和の礎展、
今年は実際に戦争を体験された方の絵画や絵手紙、映像など視覚から伝える戦争体験を展示しています。
展示してある絵画を描いたのは狩野光男さん。
狩野さんは昭和20年3月10日に東京大空襲で被災して家族を亡くされていらっしゃいます。
そのときの実体験を絵画に残していますが、描かれているのは逃げる人々や燃えさかる炎のリアルさ。
写真からは伝わらない迫力が感じられました。
そして戦争体験者の方の絵手紙も多数展示います。
それぞれが色々な場所で経験した戦争の記録。
その中に調布に住んでいる方から応募があったものも展示されています。
描いている人の絵や文章は個性的で、うまい下手ではなく感じるものは1枚1枚ずしりと心に響きました。
中でも一番心に残った言葉は『いのちこそ宝』。
実際に体験された方の話を聞く機会がこれから貴重になってくる中、
今一度戦争とはどんなものだったのか、これからの平和にはどうすればいいか。。。
特に若い世代の方にたくさんいらしてほしいとおっしゃっていました。
この機会を逃さず平和の礎展2010にお越し下さい。
平和の礎展2010『描いて書いて伝える戦争の記憶』
日時:2010年8月15日(日)
場所:調布市文化会館たづくり2F南ギャラリー
時間:午前10時~午後6時(最終日は午後4時まで)
料金:無料