番組情報

午後のカフェテラス 街角レポート(レポーター:岡本祥子)

2021.01.12

こんにちは。火曜日レポーターの岡本祥子です!

今週は雪まじりのみぞれが降る市内の自宅から電話で
今年で設立30年を迎える海外ボランティアチーム「調布WAT」の活動をご紹介しました。

本来は、布田6丁目の品川通り沿いにある「調布WAT」の拠点であるリサイクルショップ
「調布WATスペース」から中継でお届けする予定でしたが、
今回は「調布WAT」代表の瓦林紀子さんに事前にお電話で伺ったお話をお伝えしました。

※今回の緊急事態宣言を受けて「調布WATスペース」は2月7日まで臨時休業中です。

 

調布WATは1991年に設立された「アジアの女性と子どものために」誰にでもできる
海外協力ボランティアチーム。

ボランティアメンバーで運営しているリサイクルショップ「調布WATスペース」の収益で、
アジアの貧しい国々などで生活に困窮する女性たちや、
学習機会すら与えられない子供たちへの支援を行っています。

支援はフィリピンを中心に、タイやミャンマー、バングラディッシュへ資金援助を行っています。
フィリピンでは、日本人助産師の冨田江里子さんが開いている無料診療所やスラム街に住む子供たちへの支援など。
また、調布市内の児童養護施設の子どもたちや社会福祉協議会、青少年の居場所「Kiitos」への支援も行っています。

 

設立のきっかけは1991年、湾岸戦争の際にバザーを行い、収益をヨルダンの難民キャンプに贈った仲間たちで、
その後も当時スリランカにいた戦争孤児への支援をしたこと。
直接現地へ赴いて、必要な支援を自分たちの目で確認できる「アジア」への支援にしぼった活動を開始したそうです。
女性にはお金ではなくて仕事ができる工場や技術を、子供たちには給食や勉強できる環境に
資金提供をするなど、本当に必要なものを必要な人に届ける支援を続けています。

新型コロナウイルスの影響は大きく
支援先の家族が失業し生活に困窮したり、長い間、ロックダウンが続いたりと支援先はより厳しい状況に。
今まで以上に手厚い資金援助を行っているそうです。

 

その活動資金の源となるのがリサイクルショップ「調布WATスペース」の売り上げ。
ご家庭にある不要なものを提供することも、お店でお得な買い物を楽しむこともボランティアになるんです。
「誰にでもできる海外協力ボランティア」の意味がそこにあります。

また去年は、調布市社会福祉協議会が呼びかけた「調布STAYHOMEボランティア」に
中高生からたくさんの提供品が集まり、文房具などをフィリピンに届けて大変喜ばれたそうです。
「こんな簡単なことならこれからもできそう」という感想も届き、若い世代とのつながりも増えています。

 

お店の利用者は女性が中心で、スペースにも限りがあるため、
現在、提供を募っているのは
◎女性や子供の「季節の衣類」
◎「帽子、靴、かばん、アクセサリーなどファッション雑貨」です。

もったいない、まだ使えると思える物!がありましたら、2月の営業再開後に
直接持参して頂くか、大きくても段ボール1個程度までのサイズで宅配便でお送り下さい。
※シミ・汚れ・穴あきのある物、紳士服、本、家具、電化製品、化粧品、食品などはご遠慮ください。

 

活動30年を振り返って瓦林さんは
「メンバーは20年と長く続けている方も多く、皆さんの気持ちがあるから続けられている。
毎日の日常の中でお店を続けることで社会とのつながりができ、
月1回でも活動に参加することがリフレッシュになるというメンバーもいる。
スペースでのお客様とのコミュニケーションの楽しさや運営していく上での知恵が集まって
活動できていることは嬉しい。」と話していました。

 

お店は30人ほどいるボランティアメンバーが日替わりで担当。
元々お客様だった方がメンバーに加わることもあるそうで、最近も新たなに2人のメンバーが加わったそうです。
これからメンバーとして参加したいという方は営業再開後にお店へご連絡くださいね。

 

調布WATの活動内容は、調布市市民プラザあくろす 市民活動支援センターのホームページの
市民活動団体紹介の中にある「調布WAT」のページをご覧ください。

 

最後に瓦林さんから、ラジオをお聴きの皆さんに向けてメッセージをいただきました。
「自分たちの身近な所にまだ使えるもの、もったいないと思える物がありましたら、ぜひ調布WATスペースにお寄せください。自分にとっては不要になった物も他の人にとっては必要なものかもしれません。WATスペースへの提供やスペースでのお買い物が、アジアの子どもたちの生活や勉強、遊びの支援につながります。
小さなことの積み重ねで集まった支援金はアジアで有意義に使われています。どうぞご協力をお願いします。」

 

誰にでもできるボランティア。これなら私にもできる!!と思われた方も多いのでは?
おうち時間が増えたこの機会に是非、「おうちにいながらボランティア」をしてみませんか?

瓦林さん、素敵なお話をありがとうございました。
新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着いたら、「調布WATスペース」にお邪魔して中継したいと思います。

 

放送で友子さんからお知らせがありました通り、
緊急事態宣言を受けまして「街角レポート」はしばらくお休みとなります。
再開後は全リポーター、フルパワーで調布の魅力をお届けしたいと思います!!

 

皆さんも引き続き、体調に気をつけてお過ごしください。

 

≪調布WATスペース≫  ※緊急事態宣言に伴い2月7日(日)まで臨時休業中

住所 東京都調布市布田6-23-5
営業時間
11:00~16:00
定休日 第一土曜、日曜・祝日
電話番号 042-449-9074
活動紹介ページ
調布WAT 活動紹介ページ
調布市市民プラザあくろす 市民活動支援センターHP内

 


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