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午後のカフェテラス 街角レポート(レポーター:鈴木 樹生)

2020.09.24

いやいや、連休中から天気がよくなくて今日も曇り空に時折、雨がぱらついて寒いですね。秋の長雨ってやつですかね?ただ、明日は気温が30度以上になるとの話なので、みなさん体調管理をしっかりして、そして手洗いうがいをしっかりして元気にすごしましょうね(❁´ω`❁)

   

みなさん、こんにちは!鈴木みきなりです。今日、僕は仙川にある『ツォモリリ文庫』に行ってきました。場所は仙川駅を出て左側を見ると、お店が立ちならぶ通りが見えます。その通りをまっすぐ行くと通りに突き当たります。信号をそのまま渡って、右に曲がって7・80m程行った所、駅から徒歩およそ5分程のところに『ツォモリリ文庫』はあります✧٩(ˊωˋ*)و✧ 商店街のにぎやかさから離れて 向かい側には仙川劇場があるので、なんとなくアートなにおいがします♫

   

ちなみに!!『ツォモリリ文庫』といっても本屋さんではありません!(笑) “アートスペース&手仕事ギャラリー”として、絵本やアート関連の読んだり見たり、定期的にツォモリリ文庫が主催しているアート展を楽しめたり、アーティストや工芸家によるワークショップを不定期で開催しています。また、インド各地からの手仕事の洋服やストール、アクセサリーを『ツォモリリ』ブランドとして売られています(*^▽^)/★*☆

『ツォモリリ』とは北インド、ヒマラヤに囲まれた標高4000メートルにある湖の名前です。『ツォモリリ文庫』は『NPO法人ウォールアートプロジェクト』が母体となって運営されていて、2009年7月に『任意団体ウォールアートプロジェクト』として設立され、2011年10月に『NPO法人ウォールアートプロジェクト』として登記されました。

   

『ツォモリリ文庫』『NPO法人ウォールアートプロジェクト』は

~壁にアートがあれば、壁は壁でなくなる 無限の世界を旅することができる~

をスローガンにインド、2010年にインドの農村部にある学校の壁に絵を描く芸術祭「ウォールアートフェスティバル」を始め、その後インド、日本の各所で「ウォールアートフェスティバル」を開催しています(≧◡≦)

   

「ウォールアートフェスティバル」がきっかけとなり、教室の壁いっぱいにアートが出現することで注目を集め、それまで家の仕事を手伝わせていた親たちも子どもを絵のある学校に行かせようと、新学期には新入生がいつもより100人多くその学校に入学しました☆ 『NPO法人ウォールアートプロジェクト』の活動、壁いっぱいにアートのある学校に子どもたちがよろこんで通う姿を見て、先住民ワルリ族の年長者の方から「自分たちの村の文化と土地を守り、アイデンティティを守るためには教育が大事」と子どもたちが学校へよろこんで通うきっかけとなった『ウォールアートフェスティバル』開催の申し入れがありました(◍˃̶ᗜ˂̶◍)ノ”

2015年9月に国連で決められた、国際社会共通の目標である“SDGs~Sustainable Development Goals~(持続可能な開発目標)”の17の目標のうちの「質の高い教育をみんなに」「住み続けられるまちづくりを」それから、インドの手仕事ブランド“ツォモリリ“を手掛けているのも「働きがいも経済成長も」を達成していてそれが「貧困をなくそう」と「飢餓をなくそう」につながりますからね!こうした取り組みを2015年より前にすでにはじめられていたって事が本当にすごいですよね♫

   

『ツォモリリ文庫』ディレクターの浜尾さんはインドへ行って「ウォールアートフェスティバル」の開催に立ち合い、新しいものが生まれる瞬間のこどもたちの目の輝きには、感動を覚えるそうです。アーティストが絵を描く姿と自分たちも一緒に絵を描くことにより、絵を描きたいという気持ちが生まれ先生に「壁に絵を描いてもいいですか?」と言う子どももいるそうですが、さすがにそれは「紙に描きなさい」と言われてしまうそうです!(笑)こうした経験によって、将来アーティストがうまれて自分たちが生まれた土地を誇れたら、本当にうれしいですようね(^^) またこどもたちが、アーティストたちと一緒にアートを手掛けた教室では、勉強によく集中し学習意欲が高まるともお話をされていました。いいですよね!アーティストと自分の描いた絵がある教室に行くだけでも楽しみですし、絵を見るたびにその時の感動がよみがえってくるんですからね!楽しい思い出と感動に囲まれた中で勉強をしたり、友達と過ごす毎日は想像するだけでこころが踊りますよね☆

   

また浜尾さんは、インドの公用語ヒンディー語を話せますが、村人の方々との会話の中で覚えたそうです。浜尾さんのヒンドゥー語はビハール州なまりがあるそうで、ニューデリーでヒンドゥー語を話すと「どっから来たんだ?」と不思議がられ、人気者になれるそうです!にだってそうですよね。どっからどう見ても、インドの方ではないのにディハール州なまりで話すんですから!日本でもきれいな日本語をなまりがあって話す外国人がいると面白いですもんね!(笑) 村人の方々との会話で覚えた言葉は生きた言葉ですからね。日本の教科書にはないような表現なんかもたくさん知っているんでしょうね!浜尾さん、現地のアーティストの方々の生の声を聞いてそれを日本へ発信するんですから、大変なお仕事ですね!僕なら間違いなく姿をくらましてますΣ⊙▃⊙川

   

それから、代表のおおくにさんがインドとの関わりを持ったのが、これまたすごい話なんです♪おこさんの小学校のPTAをやっていた時に、アルバイト代でインドに学校を建て校舎をプレゼントしたという学生と出逢ったそうです!学生の頃なんか自分の欲しい物を買ったり、趣味にお金を使ってしまいますよね。PTAで『リンゴの木の会』という平和のことや世界のことを伝えるのならなにをやってもいいという自由な会がありました。その中で、インドと日本のことを教えあうという手紙の交換での交流がはじまり、その学校で「ウォールアートフェスティバル」をはじめたのが「NPO法人ウォールアートプロジェクト」の起こりなんだそうです。

   

ウォールアートフェスティバル(WAF)を開催する前に、5人いたメンバーが、1人抜け、また1人抜け・・・結局残ったのは、おおくにさんと浜尾さんだけでした。それでも開催しようと心に決め、まずはブログを立ち上げ、自分たちの取り組みを発信することから始めました。
一回目を開催するときに、淺井裕介さんに連絡を取り、話を伝えると、参加を快諾してくださいました。ぜひ描いてほしいと思えるインドのアーティストの方とも出会い、2010年2月にWAF2010が実現しました。WAF2011では、後に森美術館で個展を開催するインドの現代アーティストN.S.ハルシャさんが参加してくだいました。2012、2013では彼を起点に、インドのアーティストへバトンが渡っていく、ということも起こりました。

   

おおくにさんと、浜尾さんを見ていて思いますが、おふたりとも純粋にアートを通して子どもたち、地域に笑顔を根ざしたいという思いがひしひしと伝わってきます。そんなおふたりの純粋で一途な思いがビッグアーティストを動かし、その思いがインド、日本のビッグアーティストに通じ毎年、インドと日本をおたがいに行き来して「ウォールアートフェスティバル」の開催を実現、成功させている原動力になっていると思います٩(ˊᗜˋ*)و

インドはカースト制度がまだ残り、自由な気持ちを持った子供が大人になるにつれて現実が見えたそんな時に、アーティストと一緒にアートを作り上げたことを思い出し、アートがこころの支えとなればと代表のおおくにさんはお話されていました。素敵な思いですよね☆

   

今、ツォモリリ文庫では、市橋晴菜さんの絵画展と陶器作品展の「ハコニワウチュウ」と寺田幸乃さんの刺しゅうアート作品展の「far place/遠い場所」が開催されています。みなさんにも是非、『ツォモリリ文庫』まで足を運んでご覧いただきたいのですが、おふたりの作品は本当にすごいです!市橋晴菜さんの作品のテーマは生きもの、種、植物をテーマに描かれていますが、その時その時に湧き上がってきたインスピレーションをもとに、一つひとつの点、線、描かれている生きものたちが踊るように描かれていて、まさに生命の躍動を感じます。浜尾さんから伺ったお話ですと、自然に囲まれて育った市橋さんは純真無垢で無邪気な方だと思います。描かれているものや、色使いがやわらかくやさしく絵に引き込まれます。市橋さんの「衝動という種が一気に萌え出た」そんなイメージです(´◠ω◠`) 陶器作品もかわいいので、是非見ていただきたいです。実際に土をこねて作ったそうです!

   

寺田幸乃さんの作品のテーマは、過去に旅した記憶や、友人からもらったお土産などが、また遠くへ旅に出たいと焦がれる気持ちを刺しゅうに込めたそうです。どれも本当にかわいらしいんです✧٩(ˊωˋ*)و✧ パッと見た所、「ペンで描いたのかな?」と思う程、もの凄く繊細で緻密です。でも、なんかやわらかいんです!寺田さんから直接、お話を聞いていて「思ったところに針が通らないことがあります」とお話をされていて、「偶然が生み出した産物なのかな?」なんて思いますけど、「その時に湧き上がる自分のこころがそっちに針を動かしているのかな?」なんて思います。寺田さんの手から生み出され、自然な気持ちから紡ぎだされた「かわいらしい、いびつさ」を持った刺しゅうたちは見る側を確実に笑顔にしてくれます(≧◡≦)

   

「ウォールアートフェスティバル」が掲げている『アートの力がつなぐ笑顔』

純粋な気持ちから創りあげられたアートには人々を笑顔にする力があります。これからも、たくさんの『笑顔になれるアート作品』をインド、日本。そして世界中に発信して、世界中が笑顔で咲く平和な世界の実現させたいですね!

浜尾さん今日は、楽しい時間をどうもありがとうございました!そして、おおくにさん。今回は出演をご承諾くださいましてどうもありがとうございました!٩(๑^o^๑)۶

 

住所:仙川町1-25-4

電話番号:03-6338-1469

定休日:火水木

営業時間:午前11時から夕方6時まで

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ツォモリリ文庫

 

金・土・日 11:00-18:00

 

月     12:00-18:00

 

 

 

〒182-0002

 

東京都調布市仙川町1-25-4

 

京王線 仙川駅より徒歩3分

 

tel : 03-6338-1469

 

 

 

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