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〈藤京娯楽雑記・8〉-by 藤田京子-

2004.11.02

ナビスコ決勝を目前にして、いやでも気持ちが昂ぶる中、なんと、追い打ちをかけるような出来事が…。

東京国際映画祭・特別上映作品『誰にでも秘密がある』を観てきました。
ホーーーーッ。ためいき…。

だって主演のイ・ビョンホン&チェ・ジウと監督の、舞台挨拶付きです。
でも、ごめんなさい、ほとんど監督のチャン・ヒョンスさんへは目が行きませんでした。

物語は、全くタイプの違う三姉妹のそれぞれに、「ああ、彼は何でこんなに私のことをよくわかってくれるのかしら?彼こそ私の王子様だわ。」と思わせてしまう一人の男性が現れる、というもの。
観ている方には、彼の狙いはいったい何なの?という疑問がどんどん湧いてくるけれど、それは最後に明かされます。これがちょっと、ん?というオチなんだけど、韓国公開版から変更があったとか…。

いずれにしても、ビョンホンはひたすらおしゃれで格好よく、女心をドキドキさせることに専念。
涙のヒロイン・ジウ姫も、きわどい台詞を連発!これまでのイメージを脱皮してコメディエンヌとしての才能もあるところを披露。
そうそう、彼女がその気になると突如いろっぽーいBGMが流れるのも、あまりにあからさまで、笑えます。

二人のベッド・シーンは、『美しき日々』の純情新婚さんぶりとあまりの落差、韓流の映画とドラマのコードの違いも実感!

ファッショナブルな衣装に身を包んだ、スタイル抜群の美男美女の、肩の凝らない、ふわーっと軽いラブ・コメディーを楽しみたい方には、おおいにお勧めいたします。

それにしても…。
藤京はビョンホンが今みたいなふうに人気が出るとは思っていなかった。
確かに、『冬ソナ』でヨン様人気ばかりが報道されている時は、「何うをーーーっ!ビョンホンの方がカッコいいもんね」と、いつか絶対逆転を信じてました。
でもそれは気持ち半分で、もう半分は「わかる人にだけわかってればいいし」という気持ちだったなー。

今の過熱ぶりは、写真集やらプライベートDVD発売で一気に「盛り上げてる感」があって、ちょっと疑問。日本で人気が出るのはもちろんいいことだけれど、映画やドラマで評価してほしいというのが、本来の韓流俳優の気持ちのはず…。

メディアは四天王とかイケメンという言葉でやたらあおってますが、どうせ一過性のブームだろう、今のうち、と乗っかっている雰囲気が感じられます。
でも、そういうメディアの方が、後で驚くことになるでしょうね。韓流エンタメはブームじゃなくて、完璧に定着すると思うから。

とはいえ、『我が心のオルガン』のDVDは無いですか?と尋ねたところ、山野楽器の店員さん(中年男性)が、「イ・ビョンホン主演ですね」と即答したのには、おおっ!と感動を禁じえなかった藤京です…。

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