毎週火曜　夜10：00から30分間お届けしているFC東京の応援番組
「まるごとFC東京」聞き逃してしまった方、電波が届かず聞けない方
どうぞご覧下さい。

● まずはFC東京NEWSから

・試合結果・・・
JリーグJ1第11節（5/22＠県立カシマサッカースタジアム）
鹿島アントラーズ戦
金沢浄選手がケガから復帰、その一方でルーカス選手と梶山選手を
ケガで欠き、代わりに馬場選手が先発となりました。対する鹿島は、
中田浩二選手がケガから復帰で久々のスタメン出場でした。
4位のアントラーズに勝てば上位も狙えるという一戦。お互い譲らず
しっかりとした守備で0－0、スコアレスドローとなりました。
勝ち点1を積み上げて16としましたが、4勝4敗3引き分けで
順位は7位となりました。

●鹿島アントラーズ戦後の監督・選手のコメント

◇原博実監督
「先週のメンバーから、ルーカスと梶山陽平がケガしてしまいました。
で、そこに今日は馬場憂太を、ヒザのケガから半年経ったんで思い切って
使って、先週休んでた戸田を戻しました。メンバーが少し替わりましたけど
全員でコンパクトに闘いながら・・・特にアントラーズがウチとやるときに、
立ち上がりから早くプレスをかけてきて、シンプルに前に放り込んでくる
という形が多くなるものですから、そこを気をつけながら、奪って、でき
るだけサイドを展開して、サイドから石川ナオ、左は戸田という形で攻め
ていこうという話をしてて。いい形までは出来てるかなって思います。
ただ、最後の決定力のところでなかなか点取れないというのが、今のウチ
ですかね。これからオリンピックの代表選手が合宿に行ったり、フル代表
がいなくなったり、いろんなことがありますけど、本当にコンディション
が良くて元気な選手を、若手も含めて使っていきながら、もっともっと勝
ち点を稼いでいけるような決定力を付けたいなと思います。」

◇今シーズン初めて先発出場した馬場憂太選手
「ちょっと（自分が）孤立する場面が多かったかなあと思うんですけど、
でも、いい感じで出来てるところは出来てたんで。あとはシュートが
あんまり打てなかったと思うんで、打てればよかったかなあと思います。
僕がボールを持ったときにもっとサポートが欲しかったですね。僕がパス
出せるんで、ためてるんですけど（ボールの受け手を）探してる間に、
出すとこがなくてっていう場面が結構あって。もうちょっと僕にボールが
入ったときにサポートが欲しかったかなっていう場面がいくつかあった
んですけど。でもいい時はいいで、簡単にポンってつなげたときもあった
んですけど。アントラーズはサポートがすごい早かったんで、取りに行っ
てもすぐに簡単にサポートがついてどんどんどんどんパスまわされちゃう
んで、そこを見習っていきたいなと思いました。」

◇J1通算100試合出場を達成した浅利悟選手
「（高校の後輩でもある金沢選手と同時に100試合出場を達成したことに
ついて）浄くんが、2試合くらい待っててくれたんで(笑)。でも勝てなか
ったのはすごい残念ですけど、二人ともどちらかと言えばディフェンスな
んで、ゼロで押さえられたことは良かったと思います。最近失点が多かっ
たんで、ゼロで押さえられたことは次に繋がると思います。」

◇同じく、J1通算100試合出場を達成した金沢浄選手
「（浅利選手と同時に100試合出場を達成したことについて）先輩を待って
たってことにしといてください(笑)。
（100試合出場達成の感慨は）特にないんですけどね。普通のタダの1試合
なんで。みんなにおめでとうって言われるんでそういう意味ではありがた
いなって思いますけど、ま、あまり気にしてないです僕は。（ケガからの
復帰で久々の出場だったが）そんなに長く離れたわけじゃないんで、すん
なり入れましたし、いつも通りっていうか普通に試合に入っていけたんで、
マイペースで出来ましたけど。」

● トピックス
・ケリー選手が再び負傷。検査の結果、左腓腹筋筋挫傷（ふくらはぎの負傷
の再発）全治1～2週間です。

・U-23国際親善試合日本代表メンバーに石川直宏選手、茂庭照幸選手、
今野泰幸選手、徳永悠平選手（特別指定選手・早大）が選出。
5/26＠味の素スタジアムでトルコ選抜と6/1＠札幌ドームでU－23マリ
代表と戦います。
この試合にあわせて、記念Tシャツが発売されることになりました。
茂庭選手、石川選手、今野選手それぞれのTシャツがあります。

・フル代表、イングランド遠征メンバーに土肥洋一選手、加地亮選手が選出。
5/30にアイスランド代表と、6/1にイングランド代表とイギリスで試合を
予定しています。

・U-19日本代表に増嶋竜也選手、梶山陽平選手が選出。
5/28～6/12のツーロン国際大会に出場します。

・２ndステージの日程が発表となりました。8/14～11/28まで展開されます。

● ルーカス選手のインタビュー

◆ブラジルの名門クラブ、ボタフォゴ時代に16歳でプロデビュー。
その後、U-20、U-23とブラジル代表を経験。シドニーオリンピックにも
出場し、予選リーグで日本と対戦も果たしているルーカス選手。
フランスリーグの古豪レンヌから今期移籍して新加入した25歳のブラジル
人ストライカーです。今年1月に来日して早や4ヶ月。異国日本には、
そしてチームにはどれくらい馴染んだのでしょうか。

◇ルーカス選手
「生活環境に関しては私も妻も馴染んだと思っていますし、特に私の妻は
いろんな面で心配だったんですが、来てみたら、思ったより早く馴染めた
と思います。ブラジルのサッカーとフランスのサッカーを経験してきまし
たが、やはり日本のサッカーというのも両国と同じく難しいと思っていま
すので、ここで頑張ってこれからも結果を出していきたいと思っています。
ピッチの外に関しては周りの人が助けてくれていますんで、ブラジルやフ
ランスに住んでた頃と同じくらいで別に困っていることはありません。
もちろん言葉の問題と言うのはありますが、それ以外は特別心配や問題と
いうのはありません。
ピッチの中で言えば、馴染んではいるんですが、特にポジショニングの面
とかではだいぶわかってきたところがあると思います。しかし、これは
日本のサッカーに限らずイタリアでもスペインでも、どこの国にいっても
新しい国に行けば新しい選手とプレーすることになるので、そういった
戸惑いはあると思っています。ケリー選手とも以前同じチームでプレー
していましたので、そういう面ではやりやすいですけど、ここしばらく
離れていましたんで、やっぱりまだ完璧じゃないと思っています。」

◆日本にもすっかり馴染んできているルーカス選手。
オフはどんなふうに過ごしているんでしょうか？

◇ルーカス選手
「先ほども言いましたけど、ブラジルに住んでるのと同じような形ででき
るだけ家から出るような感じで活動しています。休みでいえば、ブラジル
人選手と食事したり出かけたり。あとは自分の奥さんと電車を使っていろ
んなところに行って、買い物などをしています。新宿や吉祥寺、遊びでい
えばディズニーランドにも行きました。」

◆待望の初得点は3/27、ナビスコカップの鹿島アントラーズ戦でした。
来日初ゴールの心境を振り返ってもらいました。

◇ルーカス選手
「ひと言で言うとうれしかったです。公式３試合目だったと思うんですが
非常にうれしく思っています。しかし、まだあまりゴールを決めていませ
んので、これからも決めれればと思っています。ゴールの数で言えば決し
て多い数字ではないと思ってますので、そこに関しては自分としてもまだ
まだと思っています。日本に来て10試合ちょっとで、まだ全部のチーム
と戦ってないんですけど、とりあえず全部のチームと戦って、それぞれど
んなチームなのか、選手の特徴というのをつかみたいと思っています。
現時点で自分が日本のサっカーにどれくらい馴染んでいるかというと
60％くらいだと思っています。もっと練習を積んで、この割合をもっと
上げたいと思っています。」

◆東京サポーターの印象は？
◇ルーカス選手
「私たちにとっては非常に大切な存在で重要不可欠だと思っています。
いつもたくさんのファンに来ていただいて。特に雨の日の試合なんて、
あんまり来ないかなと思いながらも、いつもたくさんの人に来ていただい
て本当にうれしい思いです。
（自分のプレーに関しては）今までまだ結果が出せていませんので、
ファンのみんなが心から喜んでいるところはないと思いますけど、
ファンのためにも練習をつんで、ヨロコビをもっと与えられたらと思って
います。うちのサポーターって言うのは、ブラジルのサポーターに近い
ものがありまして、ちょっとまたフランスのサポーターとは違うんです
けど、（サポーターの存在は）私たちにエネルギーを与えてくれます。
私たちもサポーターもみんなで、喜びたいと思っています。」

◆どんな言葉で応援したら闘志が沸く？
◇ルーカス選手
「もちろん今は言ってることがわからないところもありますけど、私たち
全体を応援してくれているということでエネルギーをもらっていますし、
私も他の選手もそうだと思いますが、やっぱり自分の名前を言ってもらえ
ると、自分のことをもっと応援してくれてるんだって思うともっとチカラ
が入ります。まだチームの成績と自分の個人的な成績とも出せてませんけ
ど、ここで練習を積んで、前向きに頑張っていきたいと思っています。」
（通訳：飯野一徳さん）

今週の放送はいかがでしたでしょうか。皆様からの番組に対するご意見
ご感想をお待ちしていますので、どしどしお寄せ下さい。
来週は、塩田選手のインタビューをご紹介する予定です。
お楽しみに。

番組担当　中野いずみ