◆ラジオボンバーWEEKENDレポート/レポーター樽川美穂(たるちゃん)
- 2016.01.30
雪は降らなかったものの冷蔵庫のような寒さの土曜日。
今日は、文化会館たづくり1Fで今日からはじまるアートイベントにやってきました。
★クリエイティブリユースでアート!-市内の端材や廃材をアートな目線で見直そう-
会期:2016年1月30日(土)~2月28日(日)
(休館は、2月20日(土)~23日(火))
時間:10:00~18:00
会場:文化会館たづくり1階 展示室
入場料:無料
>同時開催 クリエイティブリユース☓都立調布北高等学校美術部
都立調布北高校美術部の皆さんが市内の端材や廃材を使って制作した作品を展示しています。
会期:2016年1月30日(土)~3月20日(日・祝)
時間:8:30~22:00
場所:文化会館田作り9階リトリギャラリー
クリエイティブリユースとは、つかわれなくなった端材や廃材を活用(リユース)してアート作品として生まれ変わらせること。
このアートイベントは、クリエイティブリユースの目線で数々のワークショップの企画・運営をされている大月ヒロ子さんを総合プロデューサーにお迎えし、今回の開催が2回目になりました。
調布市内の事業所やお店に協力してもらい、端材や廃材を集めて、作家さん、選ばれた一般公募の制作者の方々が作品制作をしました。
こちらは放送の中でご紹介した「服のアルバム」
作家さんの5歳になるおこさんの着られなくなった洋服を布の見本帳にした作品。
汚れや穴あきの部分のそのまま見本帳になっていて、この服を着ていたお子さんの表情やそのときの思い出がいっきに蘇ってくるかのようでした。
バイオリンの本体を型にして作った焼き物。
そして、バイオリンの弓についている馬の毛を編んだ繊細な作品。
石原裕次郎さんが映画「嵐を呼ぶ男」で使った太鼓をつかったイスのようなもの。
衣服に使われていたボタンをつかったボタンのお花。
他にもこんな活かし方があったんだと思わず驚いてしまう作品がたくさんあります。
ここにある作品たちは、本来端材や廃材がもつ「いらなくなったもの」が作品を見ていると「そこになくてはならないもの」になっています。
日常生活の中でも、もう汚いから捨ててしまおうとモノをすぐに捨て、また新しい物を買うというスピードがどんどん早くなっているけれど、「違う用途でこのモノを生かせないかな?」と考えることの重要性と使い手が「モノを活かす」大切さを再確認した時間でした。
自分の生活も見直していかなきゃな。。
そんなメッセージを込め、伝えられるアートのチカラにも感動してしまいました。
約一ヶ月やっているので是非一度足を運び、作品に込められたメッセージを受け取っていただきたいです。
樽川美穂(たるちゃん)