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◆ラジオボンバーWEEKENDレポート/レポーター樽川美穂(たるちゃん)

2016.01.16

今日は、佐須のどんど焼きにおじゃましました!

 

★どんど焼きとは?

日本の小正月(1月15日)に昔から集落ごとに行われていた伝統行事。
わらやかやなどを山のように積み上げてやぐらをつくり、そのやぐらと一緒にお正月に使ったお正月飾りやしめ縄、書き初めを焼くことで、お正月に来た歳神様を返し、無病息災や家内安全などを願う。そのお焚きあげをした残り火でお餅やお団子を焼き食べることで一年間風邪をひかないと言われている。今も日本各地で行われている。呼び方は地域によって様々でどんどん焼き、歳頭焼きと呼ぶ地域もある。

 

柏野小学校近くの祇園寺前にある畑に向かうと主催の下佐須青年会と地元消防団の方々が準備をされていました。
佐須のやぐらは、燃えやすい木の枝やクズを集めそれを木のゴザで巻き、そのまわりを松の葉でぐるっと覆う見た目にもきれいなやぐらでした。会場には、近所の方が正月飾りを持ってきてそのやぐらにさしていきます。燃やすので、畑の土に悪影響がないように燃えない針金などは、あらかじめ外していました。

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このイベントは、地域の方同士の交流の場にもなっているようで、年が明けて初めて会う方同士が「今年もよろしくお願いします」と挨拶し合う光景もありました。

その後ろでは参加者に振る舞われるもちの準備。ガスで蒸さずに薪割りをして薪で蒸しています。
薪で蒸すと火力が強く短時間で一気に蒸し上げることができるため、おいしいお餅になるそうです。
そのお餅を次々に搗いていきます。

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レポートでお伝え出来たのは、ここまで!

その後、餅つきをされている横でやりたそうにみていると「やってみるか」と声をかけていただき、餅つきに挑戦!3人で順番についていきます。手に力を入れすぎずに足腰の力を使いまっすぐに振り下ろしました。タイミングをつかむのが難しかったですが、佐須のみなさんと一緒にできたことが嬉しかったです。

そんなことをしていると横には、長蛇の列が!ざっと100人以上は並んでいました。用意されたあんこ・きなこ・大根おろしのもちは一気になくなり、みなさんやぐらの点火を待ちます。

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点火は、今年の年男・年女の12歳10名によってされました。
燃え上がると会場には、どん!どん!という音が!この音が「どんど」焼きという名前の由来になっているそうですよ。

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今年で24回目を迎えた佐須のどんど焼き。

一度途絶え復活した当初コンクリートの上でレンガのブロックで囲いをつくりその中でお正月飾りなどをお焚き上げしていたそうです。しかし、もっと盛大にやりたいということで今のスタイルになったとのこと。

地元の柏野小学校の児童や保育園、未就学児の小さな子どもの姿や若いおとうさん、おかあさん、そしてそのおじいちゃん、おばあちゃんの世代と老若男女が一緒に楽しんでいる姿が印象的でした。
小さい子どもが毎年の小正月にはあたりまえのようにどんど焼きに参加し、この取組を受け継いでいくんだなと思いました。

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調布では、どんど焼きが行われているのは、佐須と糟嶺神社の2箇所だけ。
古くから続き、1年の健康と安全を願うどんど焼き。これからも続いて欲しいです。

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また、このどんど焼きの主催下佐須青年会会長の林田さんは、祇園寺の住職でもあります。
祇園寺でも地域の方が参加できる写経や座禅、茶道などを開いているそうです。
祇園寺もまた、佐須の地域の拠点として重要な役割を担っているのだなと思いました。

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レポータ- 樽川美穂(たるちゃん)

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