番組情報

『風吹く良き日』『鯨とり

2011.06.03

韓国では1999年の『シュリ』02年の『オアシス』など、娯楽と社会的テーマを兼ね備えた
力作映画が次々生まれ、日本で韓流ブームを巻き起こすきっかけとなりました。
それらの作品が作られる以前、80年代に、民主化へと向かう変化の激しい時代の中で、
《韓国ニュー・ウェーブ》と呼ばれる新しい映画が出現していたのです。
その、韓流の源流ともいえるこれらの中から、2作品が連続上映されます。

まず日本での劇場公開は初めてという1980年の『風吹く良き日』。
成功を夢見てソウルへやってきた3人の青年たちの夢と挫折を描いた作品で、
韓国映画に新たな時代の到来を告げた記念碑的作品とされています。
都会へと変貌を遂げつつあるソウルの町並みを背景に、野心を持ちながらなかなか這い
上がれない若者のもどかしさ。
そこに閉塞感が生まれ、爆発しそうなエネルギーが映画の中に満ちています。

もう1本は『鯨とり ナドヤカンダ』(84年)で、内気な大学生とインテリ浮浪者、
失語症の少女3人によるロードムービー。
88年のソウルオリンピックに向けて経済は上向く一方、貧富の格差は開いたまま、でも、
それを真剣に受け止めて下を向くんじゃなく、明るく笑い飛ばしていこうよ!という、
前向きなメッセージにあふれた作品です。

噂には聞いていたものの、なかなか見る機会のなかったこの2本。
見てみたら、いやーー、オモシロイ!!熱気と勢いを感じる映画です。
どちらもファッションやディスコ(『風吹く…』ではマイケル・ジャクソンがガンガン
かかりアン・ソンギが踊りまくるるのですよ!)など若者の風俗の流行は当時の日本と
あまり変わらないのに、社会の背景は、軍事国家からの転換期であり、
高度経済成長期の日本のような雰囲気が漂っていること。
私たちが過ごしたバブリーな80年代と、似て非なる時代の流れを
興味深く見ることができるんです。

反骨精神と上向きのエネルギー。
ここから、後に韓流ブームを巻き起こしたいわゆる《386世代》が生まれたんだ!と、
納得してしまいました。

2本とも、いまや韓国映画界の重鎮とされる俳優、アン・ソンギが主演です。
子役出身の彼にとっても大人の俳優として認められた『風吹く良き日』は忘れられない
作品とのこと。2作品でまったく違う人物になりきる演技の幅の広さと、
印象に残る深みのある声が素晴らしいです。

さらに、イ・ミスク、ユ・ジイン、キム・ボヨンというドラマの「お母さん女優」として
おなじみの面々の若き日の美貌にお目にかかれるのも、もう一つのお楽しみ!

最近韓流にはまったという方にも、ぜひその原点を確かめてもらいたい機会です。

《韓国ニュー・ウェーブ再発見-歴史が動くとき、映画は生まれる-》
6/18から『風吹く良き日』、7/9から『鯨とり ナドヤカンダ』が新宿K’s シネマで
連続上映されます!
この特集上映の劇場招待券を、ペアで3組の方にプレゼントします。
どうぞふるってご応募ください。

《応募方法》
 お名前・ご住所・年齢・電話番号を明記の上、eメール、FAXで、
   調布エフエム放送《韓国ニュー・ウェーブ》招待券プレゼント係まで
 宛先
   eメール  mail@chofu-fm.com
   FAX 042-443-8068
 応募〆切   2011年 6月 12日(日)必着
 当選発表   発送をもって替えさせていただきます

たくさんのご応募をお待ちしています!

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