ListenRadio(リスラジ)で聴く

ListenRadio(リスラジ)で聴く

Topicsトピックス

★たまにち 街角レポート レポーター:清水 建志★

各地の梅雨入り情報がはS稀る中お届けした街角レポートは、
深大寺周辺、深大通り沿いにある『曼珠苑ギャラリー』で開催中の
「杜のマルシェ」からのレポートです!

本日の放送はコチラから

調布市内で高次脳機能障害についての理解と地域福祉をテーマに
障害のある方もない方も、それぞれの人ががその人らしさを出し合い、
当事者の方・そのご家族・地域に住む人々・行政とが調和し、
これらが心地よいハーモニーを奏でることを願って活動されている杜のハーモニーさんでは
年に1度マルシェを開催されています。
本日のレポートでは、代表の伊地山敏さんほか出展者の方々にお話を伺っています。

こちらは伊地山さんの娘さんの伊地山悠子さんと出展されている作品です。
伊地山悠子さんはスキューバダイビングの事故を機に高次脳機能障害になられ、
伊地山敏さんは以降、高次機能障害の理解を広げ地域と福祉と文化を繋げる活動をするべく
杜のハーモニーさんを立ち上げて年間を通して様々な活動をされています。

高次脳機能障害は脳の外的な損傷や酸素不足による脳損傷から、
脳機能の中の高次な部分(言語・思考・記憶・行為・学習・注意)などに障害があらわれ、
今までに出来ていたことが出来なくなる障害です。

家族の一人がある日突然、交通事故やスポーツ事故に見舞われたりしたとき、
見守る家族は、この先どうしたらいいのか、どこに相談したらいいのかなど
不安な思いに襲われてしまう事も多くある中で、高次機能障害の理解を広げ、
地域と福祉と文化を繋げる活動の必要性を掲げています。

当事者の方の身辺を見守り、発症前から本人を一番よく知っている家族の協力・
当事者の生活の改善にために専門の医師・医療スタッフとの協力や意見の
交換や福祉・行政関係者との連携 途切れることのなく繋がっていって欲しいという想いがあるそうです。

2番目にお話を伺ったのは高次脳機能障害の当事者である中西さんです。
中西さんはグラスの作品を出展されています。

元・歯科技工士だった中西さんは、当時の機会を使って作品に美しい絵柄を書き込んでいるそうです。
期間中に既に並べられている4倍ほどの作品があったそうですが、
ほとんど売れてしまったそうで、多くの方を魅了されているそうです。

3番目にお話を伺ったのは、調布市内で和裁師で着物リメイク作品を取り扱われている石川初枝さんです。

石川さんは10年ほど前から杜のマルシェに参加されていて、この日もリサイクルされたワンピースなど
多くの作品を並べられています。

最後にお話しいただいたのは、調布市の小林畳店さん内で
2017年から畳の縁をバッグにしている縁バッグMIENの小林たかこさんです。

小林さんはバッグを中心に最近流行りのスマホケースとしても使えるポシェットを
多数並べられています。
サービス価格で10%割引きで対応してくださっています。

こちらは会場内の世数です。
陶器や小物など様々な作品が並べられ、地域の作家さん達を中心にした交流の場と
なっている様子が見受けられました。‐杜のマルシェ-
会期 2025.6.6(金) ~6.8(日)
時間 10:00〜15:00(最終日)
会場 曼珠苑ギャラリー(東京都調布市深大寺元町5-9-5)
HP   http://morihamo.com/