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★たまにち 街角レポート レポーター:清水 建志★
まさに五月晴れの空の下からお届けした本日の街角レポートは、
深大寺で開催中の秘仏「元三大師像」の特別大開帳のレポートです!!
本日の放送はコチラから
調布のシンボルともいえる深大寺では4月26日から来月6月2日まで、
日本最大の肖像彫刻「元山大師」様の大開帳を行っています。本来は50年に1度行われているのですが、約3年に渡る大修理完了記念として
特別に拝観できる事となりました。
お話を伺ったのは深大寺の僧侶・吉井理峯さんです。
実は吉井さんはこれまで調布FMの番組や中継コーナーに何度も出演いただいていましたが、
故郷である鳥取に来月変えられるという事で、深大寺関連のメディア出演はこれが最後になるそうです。
これまで調布FMへのご協力ありがとうございました。
本堂でのご挨拶をそこそこに中継の時間は深沙大王堂の裏側へ移動してお話しいただきました。
実はこちらの場所が、深大寺発祥の地という事で「せっかくなら厳かで静かな場所」という事もあり
賑わう本堂から少し西へ歩いて中継させていただきました。
元三大師像は2メートルの大きさで肖像彫刻としては日本最大を誇っていて日本の彫刻史においても重要な意義があるそうです
元三大師さまは、実在された比叡山中興の祖である高僧の良源さまという平安時代の僧侶で、
命日が1月3日という事で「元三大師」と呼ばれるようになったそうです。
鎌倉時代に木造で造られ作者は不明とされています。
その姿を拝むと外敵や疫病を退け飢饉や厄よけに力を発揮するとして、広く信仰されたという事です。
2022年から3年間にわたり江戸時代以来の本格的な修理「令和の大修理」を行い、
今年の年1月~3月には東京以外で初めての出開帳も行ったという事です。
深大寺では4月26日からGWの期間を挟んで行われていて、期間中は最大で60分以上並んでいたという事です。
現在は週末では30分ほど、平日はもう少し余裕を持って拝観できるという事です。
先週のレポートの際はお昼前にもかかわらず、バス停には帰宅をされる方々が列を作られていましたが、
この日は午前中の混雑はなく平年並みに戻っている様子でした。
また今回の大修理から得られた新知見を踏まえてなぜ深大寺の元三大師像が巨象でなければならなかったのかについて
武蔵野美術大学の奥健夫教授と成城大学の岩佐光晴教授による講演会が行われるそうです。
★講演会「なぜ日本一大きな肖像彫刻はつくられたのか」★
日時 | 5月16日(金)13時30分~16時20分 |
会場 | 調布市文化会館たづくりくすのきホール |
料金 | 入場無料 |
お申込み・お問合せ | 調布市郷土博物館・窓口(TEL 042-481-7656) |