番組情報

午後のカフェテラス 街角レポート(レポーター:岡本祥子)

2020.01.14

こんにちは!火曜日レポーターの岡本祥子です!

段々と雲が増えてきましたが良く晴れて気持ちいい1日でしたね♪

令和になって初めてのお正月を迎えたということで、平成、昭和、大正、明治と日本のこれまでの歴史を振り返る機会が増えていますよね。
ということで、中継は調布の歴史を無料で学べる場所。
京王多摩川駅から歩いて5分ほど、小島町3丁目にある「調布市郷土博物館」からお届けしました。

今日は休館日なのですが、中継のために特別に館内にお邪魔させていただきました。

中に入ると、ロビーにはドーンとお馴染みの新選組・近藤勇の像がお出迎えしてくれています。

郷土博物館の2階展示室は「調布の歴史」という原始時代・旧石器時代の頃からの調布の歴史を学べる常設の展示があります。
1階の展示室は期間限定で様々な年に4回ほどに分けて企画展が開かれています。

毎年、この時期の1月の始めから3月にかけて開かれているのが郷土学習展「ちょっと昔の暮らし」

放送では「調布市郷土博物館」学芸員の小堀槙子さんにご案内いただきました。

ご案内いただいた学芸員の小堀さん

↓本日の放送はコチラ↓

郷土学習展「ちょっと昔の暮らし」
今から5、60年前の「ちょっと昔」の時代に、よく使われた暮らしの道具を100点ほど展示。
この頃は、電化製品が普及して、暮らしが便利になった時期。
それより前の電気がなかった時代の道具と比べることで、衣食住の移り変わりを知ることができる内容になっています。

毎年、小学3年生が3学期が始まると社会科の授業で「昔の暮らしや道具を調べる」という学習をしているので、
その内容に合わせてこの時期に展示をしているそうです。
実際に市内の小学3年生が授業の一環で見学に来て実際に道具を使う体験もしているそんだそうですよ♪

「ちょっと昔」ということで、小学生だけでなく大人の方も当時の生活を懐かしみながら楽しむことができるのでオススメです。

放送では展示を見ながら小堀さんにご案内いただきました。
どんな展示があるかと言うと・・・

・「衣食住」の「衣」のコーナー

藍色の木綿の法被に山水という文字が書かれた法被は、多摩川で調布市でかつて行われていた鮎漁の仕事着。
このコーナーでは「和服」から「洋服」への移り変わりを道具とともに説明しています。
和裁で使う「くけ台」や「針箱」→洋裁では手回しミシンが展示されています。
和裁と洋裁では使う道具が違うことを初めて知るお子さんも多いでしょうね。

展示されている道具には道具の名前とともに「50年くらい前」など今からどのくらい前に使われていたものかを説明してあるのでとても分かりやすいです。

・昭和のお茶の間の風景

昭和30~40年台のお茶の間の風景を再現したコーナー。
再現展示は数年ぶりだそうです。
ちゃぶ台やおひつ、真空管ラジオ、火鉢などなど朝ドラなどで見るこれぞ昭和!!という風景です。

・冬や夏を過ごす、季節の道具のコーナー

深海生物のオオグソクムシに似た形の湯たんぽや豆炭あんかなど、大人の方にとっては実家やおばあちゃんのお家にあった!と懐かしむ道具がたくさん!!
大人同士でいらいして懐かしんだり、ご家族3世代で来て楽しむ方も多いそうです。

 

・「ちょっと昔のこどもの暮らし」コーナー

50年位前の学校生活の展示コーナーです。

ダルマストーブにやかん、石炭入れの展示、60年ほど前に始まった給食の写真やお弁当箱の変化。

その他にも紙芝居、べーゴマやおはじき、めんこなどの遊び道具や懐かしいラジカセも展示しています。

 

・電化製品のコーナー

三種の神器と言われた「冷蔵庫」「洗濯機」「テレビの展示」。
当時を知る方にとっては懐かしいものばかりですね。

冷蔵庫は井戸用の食物保冷缶や電気ではなく氷を入れて冷やしていた冷蔵庫。
洗濯機はたらい・洗濯板の頃から電気に移って、洗濯物を製麺機のような脱水機に挟んでハンドルをグルグル回して脱水したタイプ。
テレビはモノクロからカラーへの移り変わりを知ることができます。

そして1964年の東京オリンピックの日の丸をあしらった1号ポスターも。
カラーテレビの普及の要因の1つが東京オリンピックだったこと、今年は東京でオリンピックが開かれるということで合わせて展示されています。

オリンピックに関しては今後の企画展での展示を構想中とのこと。お楽しみに♪

その他にも「台所の道具」や「灯りの道具」など大人も生活道具の変遷を学べる展示ばかりです。

さらに1階のロビースペースでも「ちょっと昔の郵便と電話」の展示が。

交換台に繋がる磁石式電話機や懐かしい黒電話、「東京府電話番号簿」という昭和8年の「電話帳」も展示。
この黒電話は小学生が体験学習に来た際に実際に触って使う道具の一つだそうですよ。

博物館の庭には懐かしい丸型の郵便ポストも展示されています。

ロビーではこの他にも「ちょっと昔の写真館」として調布の伝統行事を紹介するコーナーもあります。

2階の常設展示を合わせてみると原始の時代から、ちょっと昔の時代までを一気に学ぶことができます。
子どもから大人まで、どの世代の方でも楽しめる展示です。
入場無料ですので、ぜひお気軽に足をお運びください♪

 

現在、2階にあるギャラリー展示では2月2日(日)まで「子年の郷土玩具展」を開催中。
今年の干支「ねずみ」にちなんだ各地の郷土玩具と、深大寺窯で作られた鼠をかたどった土鈴を展示しています。
合わせてどうぞ♪

 

≪調布市郷土博物館≫

住所 東京都調布市小島町3-26-2
「ちょっと昔の暮らし」開催期間 2020年1月7日(火)~3月29日(日)
開館時間 9:00~16:00
休館日 月曜日(月曜が祝日の場合は翌日)
入場料 無料
電話番号 042-481-7656
郷土博物館 HP 調布市HP「郷土博物館」ページ
「ちょっと昔の暮らし」詳細ページ 「ちょっと昔の暮らし」詳細ページ

 


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