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〈藤京娯楽雑記・11〉-by 藤田京子-

2004.11.25

【映画にあわせて体質改善?】

『オールドボーイ』。
実は、2週間も前に観ていたんですが、自分の中でなかなか消化できずにいて…。
ようやく、文字にできるかな、そんな感じ。
見た直後の生々しい感覚が、長いこと残っておりました。

ふだん、バイオレンス映画に馴染んでいない藤京には、
はっきり言って相当厳しいものがありました、予想通り。
特に後半、「身体的痛み」を感じる場面では、ズイブン、目をつぶってしまった。
もったいない~!と思いながらね…。

日本のコミックが原作というけれど、やはりこれは韓国に特有といわれる
「恨(ハン)」の感情を描いた作品という気がします。

「なぜ自分がこんな目にあうのか?」というのをとことん、とことん、
突き詰めていく主人公を演じるチェ・ミンシク。
いいじゃない、もうその辺までにしておこうよ、と声をかけたくなる。
怖いくらいの執念だ!これが「恨(ハン)」というものか。

見終って、はーさわやかー、という映画ではないけれど、
現在の韓国映画制作陣、特に監督の力量を知る上では、
またとない作品かも…。

ではなぜ「自分の映画体質には合わないだろうなー」と
わかっていたのに観にいったのか?
苦行僧みたいに…。

ひとつには、国際映画祭で(タランティーノから!)高い評価を受けた
韓国映画とは?そりゃ観ておかなきゃ、という気持ち。
そしてもうひとつ、実は予習の意味があったんです。

藤京のご贔屓、イ・ビョンホン。
彼が『オールドボーイ』のパク・チャヌク監督の作品に主演、
来年(ずいぶん先だ…)公開になるので、それまでにある程度
慣れておかなければいかんなー、と考えたのです。

日本・香港・韓国の3人の監督によるオムニバス『スリーモンスター』がその作品。

なんでも、嫉妬、憎悪、貪欲さを描いたホラー3本立て。
夏に公開された韓国では、残酷なシーンが問題になったほどだとか…。

自慢じゃないけど、これまでホラー映画を観にいったことがない藤京。
怖いものはダメ~。まさに、体質が合わないのよ。
でも、ビョンホンシが出るなら観たい!っというカワイイオトメゴコロが、
単独で『オールドボーイ』、という無謀な体質改善の強行策へと
藤京を突き進ませたのだっ。

これで『スリーモンスター』劇場公開、いつでも来い!な体質に
変わることができたのか…?
果てしなく疑問は残るが。

まっ、とりあえず今日は、『誰にでも秘密がある』のサントラ盤聴きながら、
ロマンスに浸っておきます。

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