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馬の耳新聞~2003年7月13日(日)号~ それでも馬耳東風 袴田荘之介

2003.07.17

 や、高見盛が勝ったんである。これで朝青竜は3敗だ。
 無双山も負けたし、名古屋場所はどうなっていくんでしょう。

 …などと書いてみたものの、相撲には全然詳しくありません。たまにお気に入りの力士がいたりするけど、今はさっぱりわからなくなっています。ちなみに好きだった力士を思いつくまま挙げると、「寺尾」「水戸泉」「舞の海」か。や、本当に力士の名前はあまり出てきません。
 高校時代に相撲がものすげぇ好きな友達がいて、谷川っていうんだけど、毎場所、僕に番付を教えてくれたんですよ。ていうか、番付が載ってる下敷き学校に持って来るんだけどね。僕、生まれて初めて「相撲グッズ」見ましたよ。番付下敷き。
 で、僕は一回彼に聞いたことあるんです。「谷川、何でそんなに相撲好きなの?」って。
 そしたら、谷川の住んでた場所が確か両国の近くだって言う話になって、そうかぁ、ご当地だもんなぁ、と当時は妙に納得したんだけど、今になってみるとそれはどうなんだろうと改めて思ったわけです。
 何故、谷川は相撲に惹かれたのか。
 これは僕の永遠の謎でした。

 谷川も別に生まれた瞬間から「番付下敷き買いたい!」と思っていたわけでもあるまい。相撲の何かにピンと来て、相撲ファンになった。そしてその気持ちがグングン成長して、番付下敷き定期購入に至ったわけです。
 そのきっかけとは何か。
 面倒くさいので彼に電話せずに勝手に推理しますけど、多分「空気」なんだと思います。
 やはりキーワードは両国の空気。相撲の空気です。
 スポーツ好きな方はわかると思うんだけど、改めてスポーツの何に興味あるかって考えると、単純にそのスポーツのプレイだけに心惹かれているわけではないですよね。
 僕は最近サッカーばっかだからサッカーの例えで恐縮だけど、プレイだけで言うとFC東京の宮沢のサイドチェンジにももちろんグッと来るし、石川の突破にも喝采を送るけど、その瞬間のスタジアムの高揚であるとか、ボルテージが上がっていくところとか、もろもろ含めて「好き」なんだと思う。
 その日の試合に期待しつつ遠くに見えるスタジアム目指して、てくてく歩いていくこととか、電車に乗ってて会場近くになるとサポーターが徐々に増えていくこととか、ゲームやプレイを中心にして、その周りにも色々魅力がつまっているのがプロスポーツだ。

 相撲も多分そうなんだろう。

 僕がただスタジアムを見てしょっちゅう感動するように、谷川は国技館を見上げて武者震いするような幼少期を過ごしたかもしれない。国技館に向かってニコニコしながら歩く人たちを見かけることも多々あったろう。そういう空気に触れた結果、谷川も次第に相撲に惹かれたんだと思う。
 両国がどんな街かあいにく詳しくないけど、相撲の空気が充満していることは間違いないだろう。スポーツへの接点は人それぞれだと思うけど、生まれ育った場所の近くにスポーツ施設があるっていうことは、やっぱり人の心に何かを残すんだろうな。だから、調布はスタジアムがあっていいなと思いますよ。

 と、しみじみ思ったところで、やっぱり谷川に電話することにしました。
 この原稿の書き始めでは朝青竜3敗だったけど、もう今は休場が決まってしまっています。原稿はサボっていて申し訳ないけど、相撲は相撲で今日も続く。横綱不在の名古屋場所について、熱く語って欲しい。谷川は名古屋場所に何を思うのか。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・。

 谷川、携帯の番号変えてやがります。知らない女の子が出ました。
「谷川さんじゃ・・・ないですよね。ハハ。」
 などとゴニョゴニョ言って慌てて電話切りましたよ。

 しかし、谷川よ。やっぱり5年ぶりに急に電話しようとする俺が悪いのか。
 弱った。俺は相撲の話を今後誰に聞けばいいのか。しかも下手すると谷川とは一生連絡が取れないかもしれん。

 谷川、心して聞いてくれ。
 今僕は君のことをこんなに考えている。
 もし万が一このコラムを読むことがあれば、連絡して欲しい。

7月20日(日)の「それでも馬耳東風」は・・・

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